性を起源とする3つの社会問題

 

V暴力

現在、日本では登校拒否の数が最高に達したというニュースがありました。
そのような、学校に行きたくない子供を収容する塾までできました。

そして年少者の自殺、校内暴力は、新聞にはほとんど載りませんが、なくなったわけではありません。

今の子供たちは、大人よりも大変意識が目覚めています。
ですから、教師の意識が眠っていたり、教わる知識が無価値であれば、すぐに見抜きます。

子供たちは、本当のことを知りたいと望んでいるのです。
しかし、今の学校教育は、受験を目標とする、詰め込み式の教育です。

子供たちの心の奥深くでは、「知識とは、このようなものではない」という思いがあります。
子供たちは、知性と意識を開発する教育を、そして決して変わることのない歴史の教科書を望んでいます。

現在の子供たちは、これから到来する新しい時代の種人となるために、自分から望んで、地球上の進化のために生まれてきた存在です。
それゆえに、彼らの意識は大変目覚めており、その高い意識のレベルに合わせた教育が必要です。

 

満たされない子供たちは、内側に欲求不満を抱え、やがて自分でも理由がわからずに、学校に行きたくないと思うようになります。

子供たちが思春期に入ると、性ホルモンが盛んに分泌され始めます。
思春期にある子供たちは、「おとなしくしていなさい」、「異性とつきあってはいけません」と言われても、言うことを聞きません。
なぜなら、この性ホルモンの分泌を、誰も止めることができないからです。

この性ホルモンの変換の仕方を、誰が教えてくれるというのでしょう。
学校の先生も、両親も、性に関しては全くの無知なのです。

 

彼らは大変なエネルギーで満ち溢れています。しかし、その変換の方法を知りません。
そして、内側にたまった欲求不満が、そのエネルギーを使うことになります。すると、校内暴力に至ることにもなります。
また、暴力がエスカレートすると、殺人行為に至り、殺人行為がエスカレートすると、人肉を食べるという行為にまで及びます。

このように、表面的部分だけを見ると、何の関連もないように見える問題は、フロイトも言っているように、「すべては性に起因する」のです。

 

我々が行動する時には、エネルギーを必要とします。
ちょうど、電池で動く車のように、
10センチ前に進むのも、バックするのも、電池のエネルギーが必要です。
また、我々自身の体の細胞も、一瞬一瞬前進するか、後退す

るかしています。

例えば、体の中のカルシウムがあります。
これも、性ホルモンから造られていますが、我々が一回怒りを生じると、カルシウムは一歩後退し、ポタシウムとなります。

毎日怒っている人は、ポタシウムを毎日生産していることになります。
その結果、結石となります。
怒りっぽい人には、腎臓、胆嚢、尿道に結石ができる人が多いのです。

性エネルギーも同じように、一瞬一瞬プラスにもマイナスにも変換されていきます。
性ホルモンの水素は後退し、乾燥水銀、砒素硫黄となって、我々の周りに、見えない殻を作っていきます。

また反対に、昇華するのなら、黄金を創り出すこともできるのです。

このように、一瞬一瞬喜んだり、悲しんだりするたびに、我々の内にあるエネルギーが変換され、自分自身を健康、または病気に、一歩一歩近づけているのです。

 

中絶やエイズ、教育問題や暴力は、その原因に、性エネルギーに対する無知があります。
ですから、自分自身の内側に内在するすばらしい機能を知り、それを開発することで、多くの社会問題を終わらせることができます。

一人の人間が変わっていくことによって、社会を、国を、そして全世界を進化へと導くことができるのです。

全世界の、そしてこれから到来する地球の新しい時代のためにも、この知識は大変重要なものなのです。

 

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