1917年3月6日、南米コロンビアで生まれる。
近代ノーシスの創始者であり、20世紀における最高の精神的指導者の一人。
18歳で、既に正覚を体験していた彼は、20〜30代の時、ネバダ山脈の山奥で、自然界の精や宇宙エネルギーを用いる、ユニバーサル医術を使った治療を人々に施していた。
また一方で、永い間、秘中の秘とされてきた「性の奥義」と、それに伴う「心理の浄化」について救世のメッセージを伝える為、本の執筆に専念した。
1950年、初めて「完全なる結婚」が出版されたが、この時代にタブーとされた、性に関するテーマを公にした事、また無資格で医療行為を行ったという事で投獄された。
この投獄中に、「カルメルの乙女の書」が書き上げられた。
出獄の後、ノーシスの普及活動が本格的に開始され、多くの講演や執筆活動が展開された。
1954年10月27日、37歳の時、サマエルは「火星のロゴス」と一体化し、ついに「クリスト化」の完成を成し遂げた。
その後、本拠地をメキシコシティーに移し、1977年12月、肉体を離れるまで、その活動は精力的に行われた。
彼の普及活動は、中南米は元より、アメリカ、ヨーロッパなど全世界に及び、3千万の人々に影響を与えている。
代表的著作は「完全なる結婚」「心理革命」などで、70冊に及ぶ。