智慧海無量 福寿海無量

 

「福寿海無量」とは 「得仙秘文」と呼ばるる神仙界の霊章で、
これを誦す事によって 福寿の徳を増長円満ならしめ 顕現せしめるものとされ、
更に 宮地神仙道 道統第四代である清水宗徳師は この霊唱に就いて

「天地間 吉祥の瑞気に呼びかけて これを顕現するの徳行によりて
知らず識らずのうちに玄徳を積みて仙果を得る」

と書かれており、

福寿とは すなわち 幸魂(人魂)の福徳と、和魂(地魂)の寿徳の発現でありまして、

奇魂と荒魂(天魂)の火徳に対して
幸魂(人魂)の福徳と、和魂(地魂)は水徳となり、

水系と火系の交互となる宮地神仙道道統の 水系に当たります清水宗徳師におかれまして、
水徳を充満し 顕現せしめる霊唱を確立提唱されました事は
まことに天運の循環にかなった事と思われます。


一方で この水徳の 幸魂(人魂)の福徳と、和魂(地魂)は 三種の神器においては 鏡と玉に相当致しますもので、

剣に相当する 奇魂と荒魂(天魂)の徳は 共に求めらるるべきものであり、
それによって火徳と水徳、剣・鏡・玉の徳を完全に増長円満ならしむる事となり、

魂徳の増長を第一に求め それを顕現せしめる事によって
個人の修身のみならず、皇国の国泰民安にも繋がってまいります。

奇魂と荒魂(天魂)の徳とは すなわち智・慧であり、
奇魂と荒魂(天魂)の火徳を求むる霊章は

「智慧海無量(ちえかいむりょう)」

となります。

これにより 三魂(四魂)の徳を増長せしむる事によって、
神火清明 神水清明の玄義にもまた より一層近づく事になると思われます。

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