ルーン文字は、生きたシンボルとして、力の動きと人間を揺さぶる宇宙エネルギーを内包していると言えるだろう。
神聖文字ルーンのそれぞれの形ごとに、ある一定のエネルギーをキャッチし、それに相応する人間のエネルギーを活動させる事ができる。
そして我々人間は、巨大なエネルギーを操作し、より高等な人間機能を開発する事ができるのである。
ルーン・エクササイズは、次の三つの要素から成り立っている。
1) ルーン文字の姿勢 (形と動き)
2) マントラ (音のバイブレーション)
3) 想像力 (イマジネーション)
特に想像力の重要性は忘れ易いので注意して欲しい。
つまり、単なる運動ではなく、想像と意思を使って、意識的に内的なパワーを呼び起こすのである。
ルーンの秘儀で吸収するエネルギーは、太陽の霊的なエネルギーである。
従って、常に太陽の昇る東を向いて行う(霊的な太陽は常に東に位置している)。
実践する時間は、日の出以降、真夜中の12時までの間ならいつでも良い。
しかし、真夜中の12時以降、日の出までは、月のエネルギーを吸収してしまう為、実践してはならない。
場所は屋内でも屋外でも良い。
服装は、出来れば綿、羊毛、麻、絹などの自然繊維で作られたものが望ましい。
病気で寝たきりの人、また立ち上がる事の出来ない人、足を動かす事の出来ない人は、ルーンのムドラー(手印、各図に表示したもの)で行う事もできる。
マントラや祈りは、全く同じものを使う。
我々の手は非常に有効なエネルギー受信器であるので、是非実践して欲しい。
ここでは、年間プログラムとして毎月一つずつ、合計12のルーンを紹介している。
我々は黄道帯を1年間で一周してくるが、その回転に合わせて、月々に相応しいルーンを実践するのは意味がある。
一言で言えば、進化が加速されるのである。
地球に誕生して以来、我々は無意識にしろ、黄道帯の12の星座から様々なエネルギーを吸収して生きている。
そのエネルギーにはポジティブとネガティブの二面性があるが(我々受け手の心理状態により、その影響は異なる)、年間を通じてのルーンの実践により、そのポジティブな面の効果を増す事も出来る。
また年間プログラムから離れて、その都度の必要性により、自分のやりたいルーンを実践するのも素晴らしい。