人間が身につけている敵
お前はまとっている衣(ころも)を引き裂かなければならない。
すなわち、無知の贈り物を、悪の支えを、腐敗のくびきを、闇の囲いを、生身(いきみ)の死を、感覚のある死骸を、ひきずっている墓を、住み着いた盗人を、愛するものによって憎み、憎むものによって妬む者を。
お前が衣のように身に着けていた敵は以上のようなものであり、お前を自分の方へ下に向かって締め付けているのだ。
それは、お前が仰ぎ見て、真理の美とそれに内在する善とを観照し、自分に仕掛けられた罠に気づいて、この者の悪を憎む事のないようにする為であり、他方、見せかけに過ぎず、<信ずることのできない>感覚を多量の物質で塞ぎ、憎むべき快楽で飽かせ、これを無感覚にする事によって、お前が聞くべき事を聞かず、見るべき事を見ないようにするためである。
(ヘルメス文書 CH?より)
【目次】
特集/エソテリック栄養学
1/太陽人間になるための栄養
13/食べ合わせの悪いもの 薬用効果が増すハーブとの組み合わせ
14/古代人の叡智が教える 天体と植物の相互関係
18/生活の中のセラピー・サイキック汚染の洗浄法
20/新連載 私の金星訪問体験記
26/ノーシス講座のお知らせ
28/エクササイズ エネルギーを回復する 意思を強くする