ヘルメス文書より
「無知が人間における最大の悪であること」
人々よ、無知という生(き)の言葉を飲み干し、酔いしれてどこへ行くのか。
その言葉に耐えられず、もう吐き出そうとしている。
酔いから醒めて、しっかりと立て。心の眼で仰ぎ見よ。
もし、すべての者にそれが無理なら、できる者だけでもそうするがよい。
と言うのも、無知という悪が全地に溢れ、身体(ソーマ)に閉じ込められた魂を腐らせ、救済の港に着かせないようにしているからである。
だから激流に押し流されてはいけない。
逆流を利用し、救済の港に辿りつくことのできる者は、そこに錨を下ろし、お前たちをノーシスの門へと導くべき案内人を探すがよい。
そこには、闇から清められた輝く光がある。
ヘルメス・トリスメギストス
【目次】
1/ユニバーサルな叡智 人間の七つのエネルギーについて
10/般若船の船長
13/ノーシス・プラクティス /「心理革命」を読んで
16/人生で勝利を収めるために
表紙:ノーシスの木