第五章 インティモ(魂)

 

聖パウロは語った。

「あなた方の体は、生ける神の神殿であり、『至高なるもの』が、あなた方の内に宿っていることを思い出しなさい。」

「至高なるもの」とは、我々の神聖なる魂であり、それはインティモである。

 

そのように、インティモは我々自身の内にあるものの中で、最も神聖なものである。
それは、我々の内にある神である。
美しく、崇高にして純粋である。

インティモは、二つのものを持っている。霊と肉体である。
霊は交感神経系と連絡している。
インティモは、脳脊髄神経系、すなわち脊柱と連絡している。

霊は苦しみ、楽しみ、働き、経験を重ね、過ちを犯し、不完全である。
霊は、罪に満ちている。
情欲に駆り立てられ、そのために苦しむ。
したがって、もし霊がもう一度天使になろうとするなら、自分の欠点をなくし、再び純粋になり、自分を浄め、清浄となってインティモとの融合を成し遂げる以外に方法はない。

 

霊がインティモと融合する、すなわちインティモと入り交わる時、そして再び「彼」と一つになる時、霊は天使になる。
インティモは炎であり、霊はもう一つの炎である。
二つの炎が溶け合う時、ただ一つの炎を形作る。
この炎が天使である。

したがって、天使とは完全なる人、悔い改めた霊、自分の罪や、邪悪な行い、姦淫、不義、人殺しなどを悔い改めた人である。

 

神とは、我々の内にあるインティモ、すなわち生命の普遍的魂(ユニバーサル・スピリット)である。
神とは、岩の中、水中、空中、宇宙のありとあらゆる所に存在する、神聖な火である。

無限全体は、聖なる火によって生命を吹き込まれている。神は、燃え盛る火の海である。
燃え立つ火は、あらゆる所にある。
火は神である。火はペンテコステである。それは神である。

モーゼがホレブ(シナイ)山の柴の中に見た火は、神である。
我々自身の内に存在するインティモは、聖なる火の炎、我々の内にある神である。

インティモは、神聖な人間である。我々の内に存在する、天上の人間である。
インティモと入り交わる時、霊は「彼」になる。その時、我々は天使になる。
天使は自然の中にいる。川や海、雲、そして火山の中、いたる所に。

 

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