(オシリスとイシス)
【アウム・アウエム・アウオム・アウウム・アウアム】
マントラ「AUM(アウム)」は、神経系中枢部のチャクラを開かせるのに役立つ。
「AUIM(アウイム)」は、超視覚のセンターである、脳下垂体の叢のためのものである。
「AUEM(アウエム)」は、超聴力のセンターである、頸神経叢のためのものである。
「AUOM(アウオム)」は、直観力のセンターである、心臓のためのものである。
「AUUM(アウウム)」は、テレパシーのセンターである、みぞおち、腹部の上部にある、太陽神経叢のためのものである。
「AUAM(アウアム)」は、我々の過去生を思い出すのをゆるす、肺のチャクラのためのものである。
「AUM(アウム)」は、我々にタットワ的な力を呼び覚ますのをゆるす、実働的なタットワ的なマントラである。
これを繰り返すために、母音Aで口を開き、母音Uで巡り、Mで締めくくるのである。
他のすべてのマントラ、「AUM(アウム)」「AUIM(アウイム)」「AUEM(アウエム)」「AUOM(アウオム)」「AUUM(アウウム)」「AUAM(アウアム)」も、同様の方法で適用させる。
弟子は地に座り、東洋的スタイルに足を交差させる。
このポジションははインドにおいて、パドマサナと呼ばれている。
人差し指で左の鼻穴を閉じ、右の鼻穴よりプラーナを吸い込む。
そして、空気を保ったまま、人差し指と親指によって両鼻穴を閉じる。
右の鼻穴を閉じたまま、左の鼻穴より空気を出す。
そして左の鼻穴より空気を吸い込み、再び右の鼻穴より息を出す。
吸い込んだプラーナを下方に送る時、ナディのスシュムナー、イダとピンガラを通す、純粋なアカーシャの下降の三回の呼吸を思い、そうして
クンダリニーの待つムーラダーラ・チャクラが目覚めるのである。
プラーナは清められた火であり、ナディの結栓である噴出物を一掃するのである。
プラーナヤマの性的変換と共に、ラジャスとタマスの覆いは散らされる。
学徒のマインドはプラーナヤマの実修と共に、ダラーナ、ディヤーナ、サマーディに向けて準備された。
弟子は、毎日10分間プラーナヤマの実修をしなければならない。
弟子はこの実修を終えた後、一杯のミルクを飲むか、何らかの軽食を取らねばならない。
弟子はまた、実修の間、足をしっかりと立てて行う事も出来る。
弟子はマインドでプラーナヤマの実修に非常に集中し、ゆっくりと吸気と呼気を行わねばならない。
多くのアーサナとプラーナヤマの実修が存在するが、前出のプラーナヤマの実修は、学徒の性エネルギーを変容するのに充分である。
弟子はまた、柔らかいソファーの上に座り、実修を行う事が出来る。
実修を始める前に、弟子は御父に対して深く瞑想する事によって、己の最奥に祈らなければならない。
弟子はムーラダーラ・チャクラに深く集中し、プルシャ(最奥)にクンダリニーの目覚めを乞わねばならない。
東洋のヨーギはプラーナヤマに対する実修の大いなる種類を与えた。
さあ、深く呼吸をしよう。
スカ・パルヴァ(安楽な姿勢)で。
プラーナヤマを歩きながら、プラーナヤマを瞑想の間、規則的な呼吸で、スルヤベーダ、ウジャイ、シカリ、シタリ、バストリカ、ブラマーリ、ムーチャ、プラヴィーニ、ケバラ・クンバク、などなど。
これらの数限りなき実修とアーサナ(姿勢)の種類の全ては、進化する生命のうちに伝わるアーチのために役立てられ、なお今、我々は進化の
アーチの上昇を開始し、従って、非常に大いなる姿勢と古式の実修の量数は、新たなるアクエリアスの時代のためのものである。
新たなるアクエリアスの時代を生きるヨーギは、都市の中で激しく活動的に住み、そして彼らは人里離れた所に退く必要がないのである。
なぜなら、我々は社交的なる、学派、人種、性別、階級、宗教の差別なく、全人類の間に協力し、兄弟的である、この新たなるアクエリアスの時代に
着手したからである。
プラーナヤマの全ての実修は、我々の家族、社会、人類に対する責務を完全に果たす事を放棄する事なく、沢山の厄介事なく、自分の家で行う事が出来る。
ヨーギは貞潔であらねばならない。さもなければ、その者は完全に堕落するだろう。
マニプーラは、脊椎の第三番目のチャクラである。
我々の脊椎におけるこのチャクラは、臍部に存在している。
この肝臓と秘蔵の叢は、このチャクラの覚醒時に活動を開始する。
10のヨガナディーは、このチャクラより広がり伸びている。
このチャクラの色は、まばゆく輝く炎のようである。
テジャスのタットワは、この素晴らしきチャクラに密接に関連している。
ヴィシュヌはこのチャクラを司る神であり、女神ラクシュミもまた、この素晴らしき蓮に密接に関連する。
マントラ「ラム(RAM)」は、この素晴らしきチャクラを目覚めさせるものである。
各音は次のように、伸ばして発音されねばならない。
「Rrrrrrrrrrrrraaaaaaammmmmmmmmmmmmm.」
我々の弟子は、アグニ神を呼び求めることができ、そうして、アグニがこのチャクラを目覚めさせ給う為に助ける事ができるのである。
アグニ神は、この新たなる子の出現に、公的な装束を着用して現れる時、彼は水晶の如き透明なチュニックを着用する。
そして我々は、この驚くべき存在の表情が、口舌に尽くせぬ輝きの如くであることを目の当たりにするのである。
アグニのオーラは、光と音を生じさせる。
火の神アグニは、我々の七つの体の一つずつの中で、火によって生まれた力を回復させるのである。
つづく