アストラル・トリップ 幽体離脱

 

アストラル・トリップという事場は、読者には聞き慣れないものかもしれませんが、「幽体離脱」と言えば、何となく想像できるのではないでしょうか。
肉体とは別の、霊の体(アストラル体)が、肉体から抜け出して、異次元を旅することを、アストラル・トリップと言います。

私達が、毎晩眠っている間、私達のアストラル体は、肉体の外(アストラル界)に出ていますが、その時の記憶が「夢」なのです。
しかし、もし意識を持ったまま、アストラル界に入るのなら、私達の行動範囲は、三次元と比べて、飛躍的に広がります。

アストラル界(四次元)では、時間や空間、重力などの制約がないため、地球上のあらゆる場所を訪れ、宇宙空間を旅することも可能です。
また、自分の前世を見ることも、未来の出来事を見ることもできます。
そして、自然界の精や、異次元の住人との交信も可能になります。

私達はおよそ、一日の三分の一から四分の一を、眠って過ごしています。
肉体には休息が必要ですから、眠らずに働いたら、病気になってしまいます。
しかし、霊と魂を眠らせる必要はないのです。

肉体が眠っている間も、意識を目覚めさせることによって、七十年の人生は、百年分の長さになり、その間、三次元と四次元との両方で、
習得が積めるのです。

そうして、自分がこの世で果すべき使命を知り、有意義な人生を送ることが可能になります。

 

もちろん、すぐにアストラル・トリップができるようになるとは限りません。
しかしこれは、人間なら誰もが本来持っている機能ですから、諦めることなく実践することをお勧めします。

また、「肉体に戻ってくることができなくなるのでは」と、心配する必要はありません。
なぜなら、肉体とアストラル体は、どんなに離れていても、銀の糸でつながっているので、必ず肉体に戻ってくることができます。

私達は寝ている間、毎晩肉体の外に出ていますが、今ここに、無事にいます。
これが何よりの証拠と言えるでしょう。
ですから、恐怖心と怠惰に打ち勝って、アストラル界での意識の目覚めを獲得しましょう。

それでは以下、アストラル・トリップの具体的テクニックを、お伝えします。

 

テクニック?

?寝床に仰向けに寝ます。
頭を北向きにすると、地磁気を利用できるので、肉体から抜け出すことが、更に容易になります。

 

?膝を立てて、足で三角形を作ります。目を閉じて、眠気を催させます。
しかし、すっかり眠ってしまってはいけません。
こうした条件を楽に作るためには、初めのうちは、これから寝ようとする時に、練習するのがよいでしょう。

 

?そして、次のマントラを、何度も繰り返し発音します。

「ファーラーオーン(FAAAAAA RRRRAAAAAAA OOOONNNN)」

ラは巻き舌で、舌を振動させる音です。母音を長く伸ばして発音します。
口に出して発音すると眠気を催させないようなら、心の中で唱えることもできます。

 

?雑念が入るのを防ぐため、大きなピラミッドを、自分の体の上に想像することもできます。

しばらくすると、ジェット機のような、ツーンという音が聞えたり、体の一部にくすぐったい感じを覚えたりします。
これは、体の振動数が変わっていくからで、アストラル体が、肉体から離れかけている兆しです。
だから、ポリポリかいたりすれば、、振動数が元に戻ってしまい、最初からやり直しになります。

また、風船のように大きく膨れ上がる感じがあるかもしれません。
または、全く何も感じていないのに、自分の肉体から離れている、もう一人の自分を見たりします。

 

?このような兆しを感じたら、半分眠った状態のままで、寝床から起き上がります。
起き上がることを考えるのではなく、実際に起き上がるのです。
起き上がることによって、肉体からアストラル体が抜け出します。

 

?そのようにして起き上がってみると、自分は既に空中に浮いていたり、また、起き上がった自分の側に横たわっている自分の肉体を見たりします。

 

テクニック?

このテクニックは、私たちの頭の中に鳴り響く音に、意識を集中する方法です。
私たちの脳の中では ほとんど聞えないぐらいの小さな音が、常に鳴り響いています。

それはある人には、エジプトの笛の音のように聞えたり、またある人には、東洋のドラ(ゴング)の音に聞えたり、また海のささやきに聞えたりします。

人それぞれ自分の主音(キー・ノート:音階の第一音)が異なる為に、人によって色々な音が聞えるのです。

 

?静かな部屋の中で横になり、すべての思考を鎮めます。
そして、自分の内側に耳を澄ますと、自分自身の主音が聞えてきます。

?そしてその音を、自分の意思で大きくしていきます。

その音が次第に大きくなっていき、肉体が半分麻痺したようになった時、テクニック?の時と同じように、寝床から起き上がります。

うまく抜け出すことができたなら、アストラル界の探訪に出かけましょう。

 

アストラル界にいることを確認する

夢を見ている時は、普通意識は眠っていますが、そんな時、「今は夢を見ているんだ」と気づくことにより、意識が目覚めることがあります。
その時は、今自分はアストラル界にいるわけですから、それを認識すれば、夢の中のイメージは、みるみる消えていきます。
そして、自分の行きたい場所を強く念じることで、瞬時にそこへ行くことができます。

また、本当に自分がアストラル界にいるのかどうか確かめたい時は、自分自身に「私はアストラル界にいるのだろうか?」と問い、
そして高くジャンプします。
床に落ちることなく浮いているなら、これは肉体を離脱したアストラル体だということです。

また夢の中で、手のひらをみることによって、意識を目覚めさせることもできます。

また、自分の指の一本を引っ張ってみます。
すると、チューインガムのように、長く伸びます。
しかし、アストラル体の細胞記憶によって、また元通りに指は縮むので、心配はいりません。

 

アストラル界で攻撃された時の防御

夢やアストラル・トリップの中で、人に追われたりすることはよくあります。

そんな時は、下手に逃げないで、追っ手に向って両腕、両脚を開いて、星の形()を作ります。
そして、
「この力の星の前では何もできない」と言います。

また、高次からの助けを願う事もできます。
「第三ロゴスの名において、高次の人たち、お助け下さい」と願う事で、援助がやってきます。

次に、アストラル界で、、犬や蜘蛛、さそりなどの攻撃に遭った時は怖がらずに、右手の親指、人差し指、中指を伸ばし、指の先から光線を
発射する気持ちで、
「スー(SSSSSSS)」と発音します。
これは、口を横に開き、歯の間から強く息を吐く音です。
すると、敵は消えてしまいます。

 

アストラル界のシンボル

アストラル界で重要なのは、思考、テレパシー、直観力です。
そしてこの意思疎通は、シンボリックなものです。

例えば、アストラル界で、宇宙の叡智の寺院に入り、何かを質問したとします。
解答はシンボル、または何かのイメージで与えられます。
それを理解する助けとなるよう、
シンボルの解釈の表を載せてあります。
これらのシンボルは、神話や宗教に見られるシンボル理解の為にも、同じように適用できます。

これはほんの一部であり、これ以外のすべてのシンボルを、私達は直観力と知性を通して、理解していくことができます。

 

宇宙の神秘を知る

無限のアストラル界で私達は、他の惑星を訪れたり、地球の歴史を研究したり、ユニバーサル医学や純粋科学を学んだりすることができます。
それらの体験を、自分自身を知り、更に宇宙を知ることにつなげていくことができるのです。

アストラル界では、多くの誘惑にも出会います。
しかし、私達がアストラル・トリップを行う目的は、肉体と精神のバランスをとり、進化の道を進むことにあります。
ですから三次元と同様に、アストラル界でも自分の行動に責任を持ち、注意をもって誘惑をはねのけ、常に光と叡智の寺院へ向うようにしましょう。

 

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