11のプラクティス

 

 

誰でも、健康で若々しい心と体を持ちたいと念願している。
それには、我々の細胞を日々活動させていく必要がある。

ここでは、体中の全ての機能をカバーし、狭い場所でも完全に健康を維持できるプラクティスをご紹介しよう。

このプラクティスの大きな特徴は、一つ一つの動きを意識的に行う事によって、肉体ばかりではなく 意識をも活動させることである。
そうする事によって、感性を鋭敏にし、肉体を繊細な状態に導く事ができる。

同時に、地球の持つ地磁気エネルギーと、天空の電気エネルギーを吸収して、自分自身を充電することができるのだ。
子供から老人まで、誰にでも短時間で無理なく出来、いつ行っても良いものである。


さて、このプラクティスには、全体を通して行う動作がある。
それに、上体の動作を次々に組み合わせていくのである。
まず、全体を通して行う動作を説明しよう。


体がリラックスしている方が効果が高いので、始める前に、膝の屈伸運動を二、三回行うこと。

 

◆全体を通して行う動作◆

?白い紙に、直径約
15センチの黒点を書き、立った時の目の高さに貼る。
(壁などに集中できる点があれば、それを代用してもよい)


?そこから、
152メートル離れ、黒点に視線を集中する。


?足を少し横に開き、爪先立ちと、かかと立ちを交互に連続して行い、振り子のように前後にバランスを取る。


?黒点と自分の眉間を線で結ぶように想像し、爪先立ちで立った時、黒点に引き寄せられるような気持ちで行うと、バランスが崩れなくてよい。

 

 

黒点を長く見続ける事で、集中力を養う。
そうする事によって想像力を増し、それが超視覚開発の第一歩となる。

目を閉じていても、黒点をありありと想像でき、その方が集中しやすければ、それでもよい。

足の裏でバランスを取る動作は、全身の、特に脳細胞の血液循環を促進する。


一つ一つの動作は、決してロボットのような、機械的・惰性的な動きにならないように気をつける。
意識を目覚めさせ、「バランスを取っている」ことを、全身の細胞一つ一つが感じるように、行う事が重要である。


次に、状態の動作の説明に入ろう。
8種類の動作を行うが、?から?までは、常に腕を胸より上に保ち、下げないように注意する。
動作(
A)は、それぞれの、動作?から?の後に行うものである。


◆動作?◆

 

深くゆっくりと息を吸う。
図のように、両手を胸の前で向かい合わせる。
この時、指の間は軽く開く。
両手の指先は、決して触れないようにする。
腕に力を入れて、指先に近づけ、次に出来るだけ大きく離す。
この動作を繰り返しながら、黒点に意識を集中し、足でバランスを取り、息を吐きながら、声を出して
11まで数える。

 

◆動作(A)◆

 

深くゆっくり息を吸う。
両腕が肩の位置より下がらないようにして水平に伸ばし、手のひらを上に向ける。
この形のまま、足でバランスを取り、
11まで数える。

このポジションによって、天空からの電気エネルギーと、地球からの地磁気エネルギーが我々の中で交差する。
そのエネルギーを全て吸収するために、二つのエネルギーが、体中に浸透していくことを強くイメージする。

この動作(A)を、それぞれの動作?から?までの間に行う。



◆動作?◆

深くゆっくり息を吸う。
図のように、左右の親指以外の四本の指を、手のひらはつけずに、胸の前に合わせる。
指が互いに反るように強く押し、次に指先だけはつけたまま離す。
これを交互に繰り返す。
この動作をしながら、足でバランスを取り、
11まで数える。

※指を合わせる時に、親指だけは離す。
親指をつけると、外部からのエネルギーを受取れなくなるためである。

◆動作(A)◆を行う。



◆動作?◆

深くゆっくり息を吸う。
両手を胸の前で、図のように合わせる。
指の腹で、互いの手のひらを強く押して指を反らせ、手首の筋を伸ばす。
次に、手の合わせ方を逆にして、同様に行う。
これを交互に繰り返す。

この動作をしながら、足でバランスを取り、
11まで数える。


◆動作(A)◆を行う。


◆動作?◆

 

深くゆっくり息を吸う。
胸の前で両手を組み、親指は離し、指の側面強く、何回もこすり合わせる。
この時、口を横に開いて、歯の間から強く息を出して、
SSS(スー)」と発音しながら、メンタリーに(心の中で)、11まで数える。
足でバランスを取る。

指の側面は鋭敏な部分なので、そこを刺激することによって、感受性を開発できる。

◆動作(A)◆を行う。



◆動作?◆

 

深くゆっくり息を吸う。
手を組み、手の甲の部分で、頭のてっぺんを強く圧迫する。
背骨に圧力を感じる程に強く押す。
この動作をいながら、足でバランスを取り、声を出して
11まで数える。

背骨を上から押すことにより、柔軟になるので、背骨の硬直化を防ぐのに役立つ。

◆動作(A)◆を行う。



◆動作?◆

 

深くゆっくり息を吸う。
手を組み、手のひらを首筋にあて、肘を前に強く出す
これに抵抗するように、首を後ろに引く。
この動作をしながら、足でバランスを取り、
11まで数える。



◆動作?◆

深くゆっくり息を吸う。
前屈姿勢を取る。
目を閉じて、両手と頭を下げて、力を入れずにブラブラとリラックスさせる。
ここでも足のバランスを取り、
11まで数える。

このポジションは、我々の肉体の振動数を変えていくので、指先がくすぐったく感じる人もいるだろう。
ちょうど、幽体離脱の前段階で、振動数が変わるのと同じ状態になる。

 

 

以上で、プラクティスは終了である。
恐らく、肉体が大変繊細で、感受性が鋭敏になっている事だろう。

そのまま目を閉じて座り、瞑想に入ろう。
目を開けると、バイブレーションが元に戻ってしまうので、目を閉じていた方が良い。

瞑想に入ったら、白く輝くような光で、全身が満たされる事をイメージする。
そして、病気の箇所があれば、そこを治療するつもりで、エネルギーを集中させる。


また、この後に、性エネルギー昇華、超常感覚機能開発、幽体離脱などのプラクティスを行うのも、大変効果的である。

なお、
11まで数えるのは、秘教的な意味があるので、正確に行うことが大切である。

 

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